2013年3月30日土曜日

私の体験的〝化石探し〟講座

     第4回  中学生が恐竜の化石を発見!!!

昨夜のNHKニュースをご覧になった方は、御存知かと思いますが、東北初の化石発見ということで、発見した中学生の少年が紹介されていました。

NHK NEWSweb
    東北初 肉食恐竜の化石発見    329 191

岩手県久慈市で去年見つかった化石は、およそ8500万年前の肉食恐竜の足の指の骨だとする調査結果を大学の調査チームが発表し、「東北では初めての発見だ」として、ほかの部位の発見にも期待を寄せています。
見つかった化石は、長さおよそ31ミリ、幅およそ13ミリで、去年5月、久慈市の「久慈琥珀博物館」に、こはくの採掘体験に訪れた青森県の中学1年生の佐々木貴杜さんが、およそ8500万年前の白亜紀後期の地層から見つけました。
その後、早稲田大学国際教養学部の平山廉教授の調査チームが鑑定を進めた結果、大きさや関節部の曲がり具合から、化石は「獣脚類」と呼ばれる肉食恐竜の左後ろ足の中指の骨だと分かったということです。
「獣脚類」は、ティラノサウルスのグループなども含まれていて、今回の肉食恐竜は小型で体長は最大2メートルほどになるということです。
肉食恐竜の化石は全国で10例目で、東北地方では初めてだということです。
平山教授は、「化石が見つかった地層は九州や西日本に比べれば地盤が軟らかく掘りやすいため、今後は肉食恐竜の胴体部分の化石の発見にも期待が持てる」と話しています。
また、化石を発見した佐々木貴杜さんは、「東北初の肉食恐竜のものかもしれないと聞いていたのでワクワクしていました。次は小さいのではなく、胴体の部分を発見したいと思います」と話していました。

 
この講座を始める際、だれもが化石の発見者になれる、高校生などが発見していることもあるといったことを申し上げましたが、この発見者は、青森県の中学1年生の佐々木くんとのことです。
 
テレビの映像で、佐々木くんを拝見しましたが、坊主頭のかわいい少年でした。 
佐々木くんの人生、将来にとって、この発見がどのような意味を持つのかわjかりませんが、佐々木くんのコメント 

「東北初の肉食恐竜のものかもしれないと聞いていたのでワクワクしていました。次は小さいのではなく、胴体の部分を発見したいと思います」 

からは、この発見によって、佐々木くんに化石探しを続ける熱意が生まれたことが想像できます。
佐々木くんのようなラッキーな少年には、これからもすばらしい発見が続くのではないかと思います。
これからの佐々木くんの活躍、新発見に期待したいですね。
 
下の写真は、下仁田でアンモナイトが発見されたときのものです。

撮影:2011.6.5


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この化石を発見したのは、お嬢さんと参加されたお母さんです。また、このほかに少年も化石を発見しましたが、こうしたことがある、こうしたことが起きる、ということが化石探しのおもしろさ、といってよいのではないでしょうか。

 
下の写真=第3回の講座に載せ忘れてしまった画像です。 
 
私が使用しているハンマー、鏨の画像です。
化石探しでは、もっぱら真ん中のハンマーと右の鏨を使用しています。
鏨は、露頭から岩石を取り出したり、岩石から化石を取り出すときに便利な道具です。

このブログをご覧いただいて、化石探しをしてみよう!と思っていただければ・・・、たいへんうれしく思います。

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