2014年8月23日土曜日

上高地-案内標識・看板・ガイド編

どれもこれもすばらしい!!!

一昨日(2014.8.21)、しばらくぶりに上高地に行ってきました。
きれいな山や川を眺めたり、涼しさを味わおうということのほか、案内標識や看板、ガイドの服装なども見させていただいて、下仁田でのサイン(標示)づくりを考える参考にしたいと思って、上高地に行ってきたものです。

今年の夏は、例年にない暑さということもあってか、標高1,500mの上高地も暑く感じるほどでした。
これまでに何度か上高地に行っていますが、一昨日の上高地は、私が経験したなかで、いちばん暑かったように思います。

上高地には、たくさんの案内標識・看板が設置されています。
写真や図に説明(和文+英文)となっていますが、とても簡潔で、わかりやすいものになっています。
説明文が多く、いろいろなことが書かれていますと、多くの人々は、一瞥しただけで読みたくないと思うものですが、ちょっと足をとめれば読めるぐらいの文章であり、多くの人々が立ち止まって、看板の説明文を読んだり、まわりの風景を眺めていました。
焼岳の説明看板は、看板の写真の撮影位置と思われる場所に 設置されていて、看板の写真と本物を見比べることができます。
看板が低い位置にあることは、見る側からは見やすさにつながっていますし、風景のじゃまにならないことであり、とてもすばらしい設計といえるでしょう。
この説明看板も簡潔に表現されていて、とてもわかりやすい内容になっています。
この案内標識は、多くの山や観光地でおなじみですが、これも大きさ、高さともにちょうどよい感じで立てられています。
コースの分岐点には、それぞれの地点までが表示され、それぞれのコースの説明をはじめ、トイレなどの案内もあって、初めての方でも不安なく歩ける工夫がなされています。
ボランティアガイドの方が中学生のグループを案内されている場面に行きあいました。
この日は、たくさんのボランティアガイドの皆さんが中学生を案内されていましたが、どなたもマイクを持つことなく静かに話されていたことがとても印象的でした。
多人数のときは、遠くの人に聴こえるように・・・と考えて、マイクを利用することが多いのですが、少人数のグループにして、マイクを使わず、やさしく語りかけるガイドの語り口(たまたま近くにいて、断片的に聴こえてきたのですが)は、たいへん心地よいものでした。
ガイドの服装ですが、帽子からシャツ、スラックス、靴、ザックにいたるまで、全員がおそろいの姿でした。
ボランティアガイドの胸には、顔写真入りの名札、左肩には英語表記のボランティアガイドのワッペンがついています。
きれいなトイレもたいへんすばらしいと思いました。
また、トイレの前にそれぞれの方向でのトイレ案内がありますが、やさしい心づかいを感じる案内といえます。
下仁田には、下仁田自然学校がありますが、上高地には、上高地白樺自然学校があるということを知って、なんだか親戚に出会ったような気分になりました。
以前に上高地に行ったとき、すでにあったのかもしれません。
そのときは歩くことが目的で、まわりの風景もあまり見ませんでしたので、気付かなかったということかもしれませんが、こんな看板を下仁田自然学校も掲げてみたいものだと思いました。
これは、おまけの画像です。
足元の石をひろい、焼岳をバックに撮影したものです。

これからの下仁田でのサイン(標示)づくりを考えるうえで、とても参考になった上高地の旅でした。
いろいろな機会をとらえて、よりよいサイン(標示)づくりを提案させていただこうと考えています。

明日のブログでは、上高地の風景を紹介させていただきます。

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