2016 いちばん驚いたこと
今年もいろいろなことがありましたが、2016年を振り返ってみて、いちばん私が驚いたことといえば、
えっ、こんなことも知らなかったの?!
というできごとであったかもしれません。
わが国のジオパーク認定機関である日本ジオパーク委員会(以下「JGC」といいます)では、HPで審査に関する資料等を公開(公開版)しています。
わが国でジオパーク活動をされている方々は、このHPで公開されている内容を読んで、
自分が関わっているジオパークがどのような評価を受けたか?
よそのジオパークは、どのような活動をしていて、それがどういった評価につながったか?
などを確認しているのではないかと思います。
また、JGCからは関係するジオパークの事務局に対して、ネットで公開している内容より詳細なものを通知して、ジオパーク活動の活発化、充実化などを図っていると思うのです。
2015年の審査に関する内容については、
第25回日本ジオパーク委員会の
pdfファイルや資料一覧で読むことができます。
そのジオパークでは、
今年の12月初めにJGCのHPで公開されていることを知った
とのことで、ジオパークの活動に参加されている方々に対して、
JGCのHPで公開されている資料(pdfファイル)を配布(送信)した
とお聞きしました。
学校教育に例えるならば、JGCの再認定審査の評価は、学校が子どもの評価(通知簿)を行うようなものであり、
来学期は、いいところは伸ばして、うまくいっていない科目、苦手な科目などを克服して、がんばるぞ!
といった動機づけにすべき、そんな意味合いがあると思うのです。
JGCがネットで公開しているのは、これをジオパーク活動に携わる関係者等がよく読んで、自分のところに不足している部分、よそより優れている部分などをわかってほしいとの思いがあるからだと私は思います。
そして、いちばん大切なことは、認定機関としてのJGCの公平性、公正性を確保していること、その証明として審査経緯をネットで公開している、ということなのでしょう。
こういった情報をはじめ、日本各地のジオパークの活動状況などの情報をこまめに得ることなく、ましてや関係者との情報共有もないなか、ただ漫然とジオパーク活動に取り組んでいるとすれば、つぎのJGCにおける審査(2017年秋)では、どのような結果になるのだろうか・・・。
2017年の暮れには、ここで紹介したジオパークの
審査結果がわかることになります。
いまのところ(まだ2日ありますので)2016年で、私がいちばん驚いたこと、それがこれ(↑)でした。
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