シンフォーム状背斜
大桑原の褶曲露頭は、下仁田町大桑原地内の南牧川左岸にあります。
写真の左側が上流側になります。
上流側の翼部が正序層で、下流側の翼部が逆転層になっていて、軸面が大きく倒れこんでいます。
シンフォーム状背斜とは、このような褶曲のことをいいます。
上部白亜系跡倉層の砂岩泥岩互層が複雑に変形しています。
大桑原の褶曲露頭は、クリッペを構成する地層が移動していったとき、大きく折れ曲がってしまったようすを観察することができます。
かつて、この地で、にわかに信じがたい地層の動きがあった、ということを体感できる場所のひとつです。
大桑原の褶曲露頭は、垂直であったであろう背斜の軸面が倒れこんで、回転してしまったようすが観察できる・・・といっても、なんのことやらさっぱりといった感じがするかもしれませんが、現地で褶曲露頭を実際にご覧いただければ、「なるほど!」とご理解いただけます。
どうぞ、下仁田ジオパークにお出かけください。
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