2021年2月10日水曜日

騒ぎになって、トーンが変化した?

 読売新聞の場合

いま、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長の森氏の発言に対して、新聞やテレビで多くの報道が行われていて、そのどれもが森氏の発言を問題とする内容になっています。

たとえば、読売新聞ですが、森氏の女性差別と思える発言に対して、「五輪会長として不見識すぎる」と題して、2021.2.6の社説で取り上げています。

この前日には、つぎの記事を掲載(↓)しています。
ところが、その前日の記事は、いたって簡単なもの(↓)で、森氏の発言内容をたんに述べただけの記事になっています。
著作権的には、記事の全文を掲載してはいけないかもしれませんが、森氏の発言に対する読売新聞の記事の扱い方をよく知っていただくために、記事の全文を掲載しました。
この記事の全文をあえて掲載したのは、森氏の発言に対して、それを問題だと指摘するところがまったくないことを知ってほしいと考えたからです。
森氏がスポーツ界に君臨していて、JOCの山下氏をはじめとして、多くのスポーツ関係者は森氏に対して、なにもいえないのかもしれませんが、日本のマスコミの雄ともいうべき読売新聞でさえ、外国ほかからの森氏への批判を知って、森氏の発言に対するスタンスを変えているとすれば、こういったところにも私は日本の性差別への認識が遅れていることを感じる気がします。

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