世界文化遺産 旧富岡製糸場の
入場者数(2016年度)
2017.4.2付けの上毛新聞に、
世界遺産来場 30%減85万人
という記事が掲載されました。
前年比でいちばん減少したのは、高山社跡の39.3%減であり、ついで32.0%減の荒船風穴となっています。
旧富岡製糸場については、前年比で30.1%減となり、入場者数は800,230人となりました。
これまでにアップしてきたブログです。
「製糸場 誘客へ正念場」:2016.6.26(日)読売新聞群馬版
今年度の入場者数は・・・?
http://geogunma.blogspot.jp/2016/06/2016626.html
100億円?それとも100億円以上? 旧富岡製糸場の保存整備費用
http://geogunma.blogspot.jp/2016/09/100100.html
5億円まであといくら?:旧富岡製糸場見学料収入
3億9,200万円(2016年度上半期)
http://geogunma.blogspot.jp/2016/11/5.html
世界文化遺産・旧富岡製糸場の入場者数
2016年度(2016.4~2017.3)の入場者数は?
http://geogunma.blogspot.jp/2017/03/blog-post_6.html旧富岡製糸場の場合、80万人から100万人とした入場者予測の範囲内、それも最低レベルのところで、かろうじてといいますか、なんとか達成したことになりますが、
2014年度 1,337.7千人
2015年度 1,144.7千人
と減少してきて、
2016年度 800.2千人
と大きく減少したことには、
たんに珍しさがなくなったから
という以外に、
なにか大きな原因があるのではない
かと私は思うのです。
いまの入場料の設定にも問題があるのではないかと思いますし、、何度か旧富岡製糸場のガイドの説明を聞きましたが、明治期における養蚕、製糸などに関する全体的な視点をふまえているのかいないのか、よくわからない解説であったこと、これがリピーターがすくないといわれる大きな原因ではないかと私は思っています。
旧富岡製糸場が果たした役割は、確かに大きなものがあったと思うのですが、明治期の群馬県においては、器械製糸よりも座繰り製糸のほうが盛んでしたし、全国的にみれば、おとなりの長野県をはじめ、養蚕や製糸などが盛んなところは、たくさんありました。
それともうひとつ、ガイドの説明では、片倉工業時代と官営期の違いについて、うまく整理されていないことも、入場した方々に『この世界遺産の価値は、よくわからないな・・・』と思わせる一因になっているようにも思います。
2017年度がスタートしました。
つぎのブログ
きちんと歴史をふまえたものかどうか・・・
旧富岡製糸場と絹産業遺産群
http://geogunma.blogspot.jp/2017/02/blog-post_6.htmlで紹介しましたが、きちんと歴史をふまえたうえで、だれもが納得できる解説ができること、これがもっとも必要なことだと思います。
ほかにも書きたいことがありますが、それはまた別の機会に書きたいと思います。
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