2020年4月28日火曜日

「44総体(よんよんそうたい)」を覚えていますか?

1969年以来の群馬県での開催を
楽しみにしていたのですが・・・

1969年に群馬県で開催された全国高校総合体育大会は、昭和44年の44+総体ということで、「44総体(よんよんそうたい)」と呼ばれていました。
この「44総体(よんよんそうたい)」の陸上競技では、群馬県立高崎商業高等学校の水野利夫選手が400mで優勝し、大きな話題になったものでした。
『群馬の陸上競技-風に向かって走ろう(みやま文庫)』表紙
水野利夫選手の「44総体(よんよんそうたい)」での活躍は、『群馬の陸上競技-風に向かって走ろう(みやま文庫)』の表紙に採用され、いまに語り継がれています。
陸上競技のほか、多くの種目で群馬県の高校生が大活躍をした「44総体(よんよんそうたい)」でした。
1969(昭和44)年以来の群馬県開催(下の上毛新聞記事中の赤い矢印の先をご覧ください)ということで、どんなドラマが群馬県で生まれるのか楽しみにしていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大により、インターハイ史上初の中止になるという、たいへん残念なことになってしまいました。
2020.4.27 上毛新聞
インターハイ出場予定であった選手の皆さんをはじめ、関係者の方々には、お慰めする言葉もありません。
『群馬の陸上競技-風に向かって走ろう(みやま文庫)』253頁から引用
群馬県での1969(昭和44)年以来のインターハイ開催を楽しみにしていた一人として、ほんとうに残念でなりません。
出場予定であった選手の皆さんには、早く気持ちを切り替えて、つぎの目標に向かって、走っていってほしいと思っています。
 「44総体(よんよんそうたい)」の参加章です。
およそ50年ぶりに出したのですが、もとの色がどのようなものであったか思い出せません。
『群馬の陸上競技-風に向かって走ろう(みやま文庫)』の風に向かって走ろうは、1983(昭和58)年に群馬県で開催された「あかぎ国体」でのスローガンでした。
いま、新型コロナウイルスという強風、逆風が世界中で吹き荒れているといってよい状態です。
強風、逆風で走れないときは、はいつくばってでも前に進んでいく、そんな気持ちでこれからの時代を生きていきたいものだと思います。

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